建設業の助成金で採用コスト削減

建設業の助成金で採用コスト削減

※重要:本記事で紹介する2制度を併用した場合の支給上限は最大100万円です(60万円+40万円)。120万円以上にはなりません。

建設業に使える助成金とは?

建設業界では採用コストが課題です。国の助成金を活用すれば、シングルマザー雇用で最大100万円の支給を受けることができます。以下の2制度を時系列で使うのがポイントです。

特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)

  • 対象:母子家庭の母(シングルマザー)など
  • 支給額:中小企業で最大60万円(6か月後30万+12か月後30万)
  • 要点:ハローワークまたは要件を満たす民間紹介経由。有期の場合は契約書に「自動更新」を明記

キャリアアップ助成金(正社員化コース)

  • 対象:有期・無期から正社員へ転換した従業員
  • 支給額:無期→正社員で40万円(併用時はここが上限)
  • 要件:転換時に3%以上の賃上げ/「キャリアアップ計画」を実施前日までに提出

併用で最大100万円を狙う方法

  • 6か月後:30万円(特定求職者)
  • 12か月後:30万円(特定求職者・累計60万円)
  • 正社員化+3%昇給:40万円(キャリアアップ・累計100万円

※併用時は「自動更新の有期=無期扱い」になるため、正社員化の支給は40万円です。

助成金を活用するメリット

  1. 採用コスト削減(紹介料・教育費の実質負担軽減)
  2. 現場の事務・調整業務を担う人材の確保
  3. 制度化により定着率が上がる
  4. 多様な人材受け入れによる企業イメージ向上

導入前のチェックリスト

  • 採用ルート:ハローワーク or 要件適合の民間紹介
  • 有期契約の場合は「自動更新」を契約書に明記
  • 就業規則に正社員転換制度を整備
  • 転換時は3%以上の昇給を確保
  • キャリアアップ計画は実施前日までに提出

内部リンク(詳しく知りたい方へ)

まとめ

特定求職者雇用開発助成金(60万円)+キャリアアップ助成金(40万円)=最大100万円。現在、申請準備中の企業も増えています。まずは自社で適用できるかを個別に確認しましょう。お問い合わせからお気軽にご相談ください。